さる9月4日午前7時半前、秋田県鹿角市の高校前の横断歩道を渡っていた女子生徒が、右からきた乗用車にはねられ軽いけがをする事故がありました。
事故の直後、乗用車を運転していた男性が車から降りて女子生徒に「大丈夫ですか」と声をかけたのですが、警察に通報することなく走り去ったため、警察では「ひき逃げ」事件として捜査をしているということです。
交通事故を起こしたときには、負傷者を救護し警察に報告することが義務づけられており、この措置を怠れば「救護義務違反」となります。
救護義務違反となれば、違反点数「35点」が付加され、運転免許も一発で取消しとなり、最低3年間は運転免許が取得できません。
もし逃げていなければ、女子生徒の負傷も軽いものでしたし、こんなに重い処分にならずにすんだのではないかと思います。
人身事故を起こしたときには、相手のケガが大したことはないと思っても絶対に立ち去ったりしないで、警察に通報してください。通報を怠ると「ひき逃げ」と判断されてしまいます。
(シンク出版株式会社 2017.9.25更新)
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