皆さんは高速道路を走行しているとき、路肩や走行車線の脇の方で事故のため停止している車両を見かけたことがありませんか?
多くは軽い追突などのため事故処理を話し合っているように見えますが、これはとても危険な行為です。
高速道路の本線でトラブルが発生しても、移動できる場合は絶対にその場で停止しないように。路肩も危険です。
後続車のなかに脇見運転や居眠運転の車がいる可能性を意識し、「こんな場所で停止していたら命を失う」と相手を説得して、トラブルや事故の相談はサービスエリアなど安全な場所に移動してからにしてください。
さる6月に東名高速道路で大型トラックが乗用車に追突し2名が死亡した事故は、口論トラブルによる本線上での停止に原因があるとして、追突された車を無理に停止させた車のドライバーが過失致死傷罪で警察に逮捕され、ニュースとなっていました。
非難されたのにカッとして高速道路を追いかけたということですが、このようなドライバーに遭遇しても決して本線上で停止することはせずに、何とか逃がれるようにしましょう。
この事故で追突したトラックドライバーは居眠りも脇見もしていなかったのですが、夜間の追越車線上でハザードランプもつけずに停止していたので、気づいたときには避けきれなかったということです。
後続車を巻き込まないためにも、絶対に高速道路では停止しないようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2017.10.13更新)
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