さる10月20日午後8時10分ごろ、埼玉県狭山市で駐車場から左折して道路に出ようとした乗用車が、歩道にいた歩行者をはねて死亡させる事故がありました。
事故当時は雨が降っており、乗用車を運転していた男性は、「右から来る車に気を取られ、歩行者に気づかなかった」などと話しているということです。
駐車場などから道路に左折して合流していくとき、まず最初に気になるのは進入先の道路に車がいるかどうかです。
そのため、右方向を見て車が来ていないかどうかを確認することになるのですが、車が来ていないと安心して左方向の安全を確認せずに合流することがあるので注意が必要です。
この事例のように歩道があるような場所では、歩道の左から歩行者や自転車がきていることが多く、見落として衝突することが少なくないからです。
駐車場などから車道に合流するときは、車道にいる車だけでなく歩道にいる歩行者や自転車を見落とさないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2017.10.25更新)
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