さる10月9日午前6時45分ごろ、埼玉県八潮市の片側1車線の道路を走行していた女子高校生の自転車が転倒して路上に投げ出され、後ろからきたトラックにはねられて死亡する事故がありまた。
事故当時、現場では強い雨が降っており、女子高校生は道路左側の路肩を走行していましたが、警察では自転車が何らかの原因でスリップした可能性が高いとみています。
女子高校生が傘差し運転をしていたかどうかなど、詳しい状況はわかりませんが、雨の中を自転車が道路左側を走行しているときにはバランスを崩す可能性を考えておく必要があります。
自転車は雨で濡れた路面ではちょっとした段差があるとハンドルをとられたりスリップしやすく、とくに女子高校生が走行していた路肩部分には排水溝の金網があり、スリップしやすくなっていました。
雨の日に自転車を追い抜くときには、スリップしやすいことを考えて十分な側方間隔をとる必要があります。
事例のような片側1車線の道路では、対向車があり十分な側方間隔がとれないときがありますが、自転車の動きに注意して側方間隔がとれるようになる場所まで追い越さないようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2017.10.31更新)
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