スマートフォンなどを見ながら運転する「画面注視」が原因で起こった人身事故の現場は、半数以上が直線路だったことが警察庁のまとめでわかったとニュース報道されました。
過去約10年間にスマホや携帯電話、カーナビなどの画面注視が原因で発生した事故6,019件のうち55%が直線路で発生しているということです。人身事故全体に占める直線路事故の割合は38%ですから、これを大きく上回っています。なお、交差点での発生は15%でした。
見通しがよくハンドル操作が少ない状況が、ドライバーの油断を誘発するとみられています。
画面注視による人身事故は2016年は928件発生し、2011年の2倍以上と増加して死亡事故は17件でした。今年は9月末までに人身事故731件が発生し、死亡事故は既に15件とさらにハイペースで発生しています。
見通しのよい直線路で油断し、運転中にスマホなどを操作したり画面を注視することは絶対にしないでください。
(シンク出版株式会社 2017.11.1更新)
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