走行中、左前方の原付バイクなどが合図もなしに車の前に進路変更してきて、ヒヤッとすることがありますが、こうした行動による事故は少なくありません。
さる11月8日午前3時40分ごろ、福島県いわき市内の県道で、新聞配達員の男性(69歳)が乗る原付バイクが第一車線から第2車線に進路変更した際に後方から来た乗用車と衝突し、配達員の男性が死亡する事故が発生しました。
警察の調べでは現場は夜間で見通しが悪く、原付バイクが後方の安全確認を十分にしないまま進路変更をしたことが事故の原因と推察されています。
乗用車同士なら物損で済むような接触事故も、バイクの場合は即死亡事故に結びつきます。バイクは取り回しが容易で、つい簡単に進路を変えがちですが、進路変更や追越し前には3秒前の合図と後方の安全確認を怠らないことが大切です。
また四輪車側としても昼間・夜間に限らず、常に原付きバイクの危険な行動を予測して、回避できるように意識して走行しましょう。
(シンク出版株式会社 2017.11.13更新)
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