先日、国土交通省が発表した資料によりますと、昨年度走行中の大型トラックやバスからタイヤが外れる事故が全国で56件発生し、前の年度に比べて15件増加しているということです。
それらの事故を分析したところ、11月から翌年3月までの冬期期間に36件と多発しており、また8割近くにあたる43件はスタッドレスタイヤなどに付け替えてから2か月以内に発生していることがわかりました。
走行中にタイヤが外れると、自車はもちろんですが外れたタイヤが他車に衝突したりすると大惨事になることがあります。
また、最近では大型車の車体に取り付けられたスペアタイヤが落下して、そのタイヤに乗り上げたトレーラーが路肩で待機していた親子に当たり2名が死亡する事故も起きています。
これから本格的な冬場を迎え、タイヤ脱落事故が多発する時期になります。
タイヤ交換をした後は50キロから100キロ走行した後に増し締めをする、日常点検で確認する、スペアタイヤの取り付け状態を確認するなど、タイヤ脱落防止を徹底してください。
(シンク出版株式会社 2017.11.17更新)
「トラック運行管理者手帳」、「バス運行管理者手帳」を好評発売中です。
両手帳とも、運行管理のために知っておかなければならない知識を「法令編」「知識編」「データ編」にまとめて1冊に収録しています。
2018年版よりカバーにペンホルダーと「免許取得時期による運転可能車両」の一覧表を記載した下敷きを追加し、ますます便利になりました。