「少し当たった」程度でも、止まって確認しよう

 狭い場所を走行していると、駐停車車両などに接触することがあります。

 相手の運転者が降りてきて「気をつけて」と言われる程度ですむ場合もありますが、わずかな傷で賠償を求められることも少なくありません。

 

 軽い接触で「大丈夫だろう」と勝手に判断してその場を離れると、当て逃げとなる場合がありますので注意しましょう。

 

 さる10月7日、京都市伏見区で京都府警の警察官が捜査車両を運転中、路肩の停車車両にドアミラーを接触させたにもかかわらず、そのまま走り去ったため、11月16日に当て逃げ(道路交通法違反)で書類送検されました。

 接触された車の運転者がナンバーを控えていたため発覚したものです。警察官は上司に怒られるのが怖くなって逃げたということですが、結局、本部長訓戒の処分を受け、送検の日に依頼退職しました。

 

 単なる車同士の物損事故では違反点数がつきませんので、免許証に傷がつく心配はありません。

 保険などの申請に事故証明が必要になりますので、接触したときは必ず停止して損傷の状況を確認し、必要なら警察に連絡するように心がけましょう。

(シンク出版株式会社 2017.12.5更新)

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