インフルエンザやウイルス性の感冒が流行っています。風邪気味で熱などがある人は、運転は控えるようにしてください。
さる、2017年12月26日、介護施設の送迎用ワゴン車がカーブ手前で路外に逸脱し道路脇の電柱に衝突して乗員7人が負傷する事故が起こりました。
運転者の男性は、熱があり体調不良を訴えていたということで、風邪などが影響して事故に結びついたとみられています。
以前もお伝えしましたが、風邪をひいている人の運転は飲酒運転と同じかそれ以上に危険だという研究結果があります。
英国カーディフ大学のアンドリュー・スミス教授らの実験によると、飲酒時の反応時間は通常よりも0.015秒遅くなりますが、風邪をひいたときにはその倍で0.036秒も遅くなっていました。
また、体調が良好なときと比べ、風邪をひいたときの注意力は3分の1にまで落ちることが明らかになっています。
たかが風邪と軽視しないで、ハンドルを握らないように心がけましょう。
(シンク出版株式会社 2018.1.15更新)
※スミス教授(Andrew Paul Smith)の研究原著の一部は → こちらを参照
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