さる2月13日午前10時半すぎ、北海道の当別町の国道で信号待ちをしていた軽自動車にタンクローリーが追突し、そのはずみで前方にいた別のタンクローリーに衝突し、軽自動車の2人が死亡する事故がありました。
事故の現場は、片側2車線の見通しのよい交差点で、追突したタンクローリーの運転者は「前に軽自動車が止まっていたのに気づかなかった」と供述しているということです。
事故の原因は定かではないのですが、追突したタンクローリーの運転者は軽自動車の前のタンクローリーか、信号機を見ていたのではないでしょうか。
タンクローリーなど運転席の高い車を運転している運転者の目線は高い位置にあるため、軽自動車などの車高の低い車が前にいると下を見るような形になります。
前を見ながら下も見る運転は疲れるため、軽自動車の前に車高の高いタンクローリーなどの車がいると、そこに目線を固定しがちになり、直前の軽自動車を見落とすことがあります。
運転席の高い車に乗っている人は、直前に車高の低い車がいた場合に見落とさないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2018.2.20更新)
キーワードでわかる
トラックドライバー教育資料Part3!
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平成29年3月12日施行の「貨物自動車運転者への指導及び監督の指針/12項目」に基づいて構成しています。
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