この冬の日本列島は、記録的な寒波に見舞われて各地で大雪が降っています。
大雪で多数の車が道路上に立ち往生して通行不能になるなどトラブルが発生しましたが、信号などのトラブルも発生してドライバーを困らせています。
トラブルと言っても停電などで信号機が消えたといったことではなく、雪が信号機に付着して白く覆われ、赤信号なのか青信号なのかわからない「白信号」となる現象が多発したのです。
こうした現象はこれまではあまり見られなかったのですが、最近ではLEDを使った信号機が普及したことが原因のようです。
従来の電球を使った信号だと、信号表面の温度が高いので雪が付着しても溶けていたのですが、LED信号は表面温度が上がりませんので、雪が付着すると溶けずに残ってしまい最後には白信号になってしまうのです。また、信号が白くなるほどの雪では標識が隠れることも少なくありません。
寒冷地などを走行しているときに、信号機の色や標識が判断できない場合には自分で周りの状況をよく確認し、左右を確認しながらゆっくりと走行するようにしてください。
(シンク出版株式会社 2018.3.5更新)
小冊子「雪道・凍結路の危険をイメージしよう」は、冬道を走行するドライバーに対して、安全な運転方法を指導するのに最適の教材です。
雪道を走行するにあたって、必要な知識が身についているか、また危険な行動をしていないかを「はい」「いいえ」でチェックすることにより、冬道走行の基本を学んでいただくことができます。