昨年11月4日、愛知県岡崎市内の東名高速道路の第1車線を走行していた乗用車がトラックを追い抜こうとして、第2車線に車線変更しました。
ところが、第2車線にいた車のドライバーは、前方に入られたことに立腹して、この車を約4キロに渡って急接近や蛇行運転などの煽り行為をして、追突事故を誘発したとして逮捕されました。
事件の発端となったのは、煽り行為をした車の前に車線変更をしたことでした。
どのようなタイミングで車線変更したのかは定かではありませんが、自分では安全と思っているタイミングでも、入られた方としては危険と感じることがあります。
それでも、通常ならば大きなトラブルにはなりませんが、煽り行為をした車のドライバーのように、ちょっとしたことでも腹を立てる人も少なくはありません。
こうした悪質な交通トラブル事件は後を絶ちませんが、車線変更をするときなどでは、相手の前に入るのではなく通過した後に入るというように、相手に不快と感じさせないようなタイミングで入るようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2018.3.14更新)
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