さる3月12日午後1時すぎ、山梨県身延町の国道でダンプカーと対向車線を走ってきたバイクが衝突し、バイクを運転していた20代の男性が意識不明の重体になる事故がありました。
事故の現場は、カーブが連続している片側1車線の峠道で、ダンプカーとバイクはセンターライン付近で接触したものとみられています。
カーブが連続している山道を走行していると、知らず知らずのうちにセンターラインをはみ出していることがあります。
ある程度カーブの先が見通せるところでは、対向車が来ているかどうかが分かるので事故に結びつくことはないのですが、問題は見通しの悪いカーブが続くときです。
最初のうちは、センターラインをはみ出さないように慎重に運転していても、カーブが連続しているとだんだんハンドル操作が乱れてきてしまい、少しずつセンターラインをはみ出していくことがあります。
片側1車線の山道では道路幅員が狭いために、対向車がダンプカーなどの大型車の場合には、ちょっとセンターラインをはみ出してしまうと接触する事態につながります。カーブが続く山道では、絶対にセンターラインをはみ出さないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2018.3.15更新)
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