バック時はペダルの踏み間違いに注意

 さる3月25日午後1時50分頃、長崎県島原市のドラッグストアの駐車場で、ハンドルを左に切りながらバックさせていた乗用車が円を描くように後退したために、進行方向が反対となって店舗に突っ込む事故がありました。 

 

 警察では、運転していた80歳代の男性がアクセルとブレーキを踏み間違えたものとみています。

 

 アクセルとブレーキを踏み間違えて事故を起こすパターンはいろいろとありますが、バック時に踏み間違えるケースも少なくありません。

 

 たとえば、身体を右方向にひねって後方を見ながらバックするとき、ブレーキを踏む右足先は右方向に寄っていることがあり、その状態でブレーキを踏もうとしたときに誤ってアクセルを踏んでしまうことがあります。

 

 とくに、高齢運転者の場合は身体が硬くなっており、後ろは見ようとすると大きく身体をひねらなければならず、右足先の位置がずれやすくなります。

 

 バックするときは、あまりアクセルと踏み込まずにクリープ現象を利用するようにしてください。

 

(シンク出版株式会社 2018.3.30更新)

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