さる3月18日午後5時50分ごろ、石川県白山市内の住宅街を走行していた軽乗用車と、見通しの悪いT字路交差点から飛び出してきた自転車が出会い頭に衝突する事故があり、自転車に乗っていた12歳の男児が重体となる事故がありました。
事故現場は、センターラインのない幅員約4mの直線区間道路で、軽乗用車が優先側の道路を走行していましたが、男児の自転車が安全確認を怠って交差点に飛出してきたものとみられています。
住宅街の見通しの悪い交差点は、交通ルールを無視して飛び出してくる自転車と出会い頭に衝突する事故がよく起こります。
優先道路を走行している乗用車側としては、飛出し自転車を避けるのは難しいとは思いますが、それでも事故になると自転車のほうに大きなダメージを与えることになりますので、ドライバーができるだけ事故を避ける努力をしましょう。
走行している場所が道路幅員も狭い住宅街ですので、スピードを落とすことはもちろんですが、見通しの悪い交差点では交差道路のほうに注意を向けるといった運転です。
そうすれば、万一飛び出してきても避けられる確率は高くなりますし、万一衝突しても大きなダメージを与えずに済むと思います。
(シンク出版株式会社 2018.4.6更新)
「軽く考えていませんか?自転車事故!」は、四輪車が自転車と衝突する事故の代表的な事例を6つ取り上げています。
事例ごとにドライバー、自転車利用者の双方にどのような過失があったかを考え、どのような不安全行動が事故に結びついたかを理解することができます。
ドライバーの対自転車事故防止教育に最適です。
また、自転車通勤の従業員など自転車利用者教育にも活用できる教材です。