さる4月1日午後8時30分ごろ、山形県白鷹町の道路を走行していた乗用車が、右側から横断してきた高齢者をはねて死亡させる事故がありました。
事故の現場は片側1車線の直線区間で、近くには信号機の設置された交差点もありましたが、高齢者は交差点から約15mほど離れた自宅前を徒歩で横断していたところをはねられたものです。
死亡した高齢者は、ゴミ出しのために道路を横断していたとみられています。
夜間、右側から横断してくる歩行者を発見するのは容易ではないのですが、信号機が設置された交差点からはわずかしか離れていない場所ではさらに難しくなります。
というのは、車を運転している運転者は、信号機の灯火や横断歩道、対向右折車などに注意が向きますので、交差点から離れた場所を横断してくる歩行者は見落としてしまうのです。
夜間は、交差点から離れた場所を横断してくる歩行者にも、十分に注意を払うようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2018.4.12更新)
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