先日、北海道の札幌市でコンビニから勢いよく飛び出した7歳の男の子と車道を走行してきた自転車が衝突し、子どもに足の骨を折る重傷を負わせ、そのまま立ち去る事件がありました。
コンビニに設置された防犯カメラの映像にその様子が映っており、コンビニの前には駐車車両があり、子どもはその前から車道に飛び出していました。
自転車側からみると、駐車車両が死角となって飛び出してくる子どもがよく見えていなかったのではないかと思いますが、自転車もまったくスピードも落とさずにぶつかっており、子どもの飛出しを予測していない衝突ぶりでした。
今や街中には至るところにコンビニがあり、その前の路上には駐車車両が止まっている状況は少なくありません。
その駐車車両の側方を走行するときに、スピードを落とさずに通過するというのは、あまりにも危険に対する感受性が鈍いと言わざるをえません。
コンビニの前に駐車車両があるときは、その死角からの子ども等の飛出しに注意してスピードを落として通過してください。
(シンク出版株式会社 2018.4.19更新)
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