昨年のこの時期にもお話したと思いますが、子どもたちの通学路などで時間帯によって車両通行禁止(歩行者専用)に指定されている道をうっかり走行しないように注意しましょう。
春の全国交通安全運動期間中にあたる4月13日、小学校の通学路での全国一斉取締りが実施されました。
全国およそ3千か所で登下校時間帯に通行が禁止されている指定道路に進入してきた車などを対象に検問が行われ、1万件を超える違反が摘発されたということです。
通学指定地域の道路は朝の登校時間帯だけでなく、児童下校時の午後も歩行者専用となっている場所があります。
指定区域には「歩行者専用道路」の標識だけでなく、路面上にも「スクールゾーン」と表示されていることが多いので、こうした道路を通行するときには標識・標示などに十分な注意が必要です。
走行した経験があるから大丈夫だと軽く考えて、朝や下校時の通行禁止時間内に進入してしまうと、うっかりであっても交通違反に問われます。
子ども達と遭遇する危険が大きく、もし違反と知っていながら危険な速度で走行し人身事故を起こした場合は、危険運転致死傷罪に問われる可能性がありますので、気をつけましょう。
(シンク出版株式会社 2018.4.20更新)
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