先日、免許更新に行ってきました。30分の優良運転者講習でしたが、参考になる話があったのでご紹介します。
一つは、優良運転者の事故率です。何年度の統計かはわかりませんでしたが、人身事故当事者の約32%、死亡事故当事者の約28%は優良運転者によるということで、ゴールド免許をもっている方も油断は禁物です。
警察庁の統計によると、平成29年中に優良運転者講習を受けた人の割合は更新者の56.6%ということですから、免許人口の半数を越えています。
事故率が3割程度であれば、少ないと考えることもできますが、優良運転者の中には身分証明書のために免許更新はするものの、実際には運転しないペーパードライバーが多数含まれていますので、あまり事故率が低いとは言えないと思われます。
たまたま運がよくて事故や違反がなかったと謙虚に考えることが、事故防止の第一歩と言われました。
もう一つは、ゴールド免許のメリットをもっと活用しようという話です。
優良運転者が自動車安全運転センターに申請してSDカードを取得すると、いろいろな業者の割引サービスを受けられるので、講師自身がフルに活用しているということでした。
車両整備のサービスや旅先でのレンタカー割引、飲食店の割引などに利用していて、いつもSDカードを出してみるとの話。1割程度の割引でもお得感があり、無事故・無違反を続けようという自分自身のモチベーションを高める一助になっていると言われました。
せっかくのゴールド免許、サービスも活用して継続したいですね。
(シンク出版株式会社 2018.5.15更新)
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