さる5月15日、「あおり運転」を繰り返した岐阜県に住む19歳の運転者が「危険性帯有」を理由として岐阜県公安委員会から120日間の運転免許停止処分を受けたというニュースをみました。
この運転者は東名高速道路で、前を走る車に急接近やパッシングなどの「あおり運転」を繰り返し、車を停止させたことで5台が絡む多重事故を引き起こしたとされています。
以前もお話しましたが、最近警察庁は、あおり運転をするドライバーへの取締りを厳しくする方針を明らかにして、全国でこうした運転者への処分が積極的に実施されています。
とくに高速道路における「あおり行為」は危険が大きいので、ヘリコプターを使った高速道路の監視を行っている警察本部もあります。
岐阜・滋賀・静岡などの県警で、車両の急接近や幅寄せをするなどの危険な運転行為を効率的に取り締まるため、警察本部のヘリと高速隊のパトカーが連携させることで、短時間で多くの車を効率的に摘発できたということです。
まさか、車間距離を詰めるくらい大丈夫だろうと甘く考えていると、空からの監視で検挙されることもあります。常に、他車に危険を感じさせない運転を心がけましょう。
(シンク出版株式会社 2018.5.21更新)
小冊子「接触していなくても大きな事故の責任がある」は、たとえ他車や他人と直接接触していなくても、大きな責任を問われた6事例を取り上げ、ドライバーに警鐘を鳴らす教育教材です。
それぞれの事例は運転者の責任を考える問題形式になっており、参加型の教材となっていますので、講習会等でもご活用いただけます。