最近、送迎用ワゴン車の関連した出会い頭事故が、立て続けに発生しました。
さる5月23日正午ごろ、岡山県倉敷市内の市道で交差点を進行していた乗用車と幼稚園の送迎用ワゴン車が出会い頭に衝突する事故が発生し、園児を含む5人が軽傷を負っています。
また、さる5月26日午前8時10分ごろ、三重県四日市の市道交差点で、デイサービス利用者の送迎中ワゴン車と原付きバイクが出合い頭に衝突し、バイクの男性が死亡しています。
いずれも信号のない交差点で、送迎ワゴン車の側には一時停止義務、あるいは徐行義務がありました。
送迎車の運転者は毎日同じ道を走行しているので、経路の状況は十分知っていたはずであるにもかかわらず、事故を起こしています。交差点での安全確認が十分でなかったと思われます。
毎日通行する交差点のなかには交通量の非常に少ない場所もあり、慣れてくるとつい「何も来ないだろう」と油断をして漫然と通過しがちです。
皆さんも、そんなときに事故の危険があることを認識し、よく通る道にこそ落とし穴があると肝に銘じて、安全確認を徹底しましょう。
(シンク出版株式会社 2018.5.30更新)
小冊子「自分で気づこう!!出会い頭事故の危険」は、出会い頭事故の発生する要因を6つに分類し、それぞれの要因別に事故事例とデータを紹介しています。
また事例に関連した設問を設定していますので、チェックすることにより、自分自身にどういった出会い頭事故の危険が潜んでいるかを気づいていただくことができます。