さる5月31日午前8時45分ごろ、広島市安佐南区の国道54号線の交差点を右折しようとしていたごみ収集車が対向車線を直進して来た大型バイクと衝突し、バイクを運転していた女性が全身を強く打って死亡する事故がありました。
ごみ収集車を運転していた男性は、警察の調べに対して「相手が直進してくるのはわかっていたが、先に行けると思って右折した」と供述しています。
交差点を右折する四輪車と直進バイクが衝突する、いわゆる「右直事故」の原因のほとんどは、四輪車のドライバーが直進してくるバイクの位置やスピードを見誤ることから発生しています。
車体の小さいバイクは実際の位置よりも遠くに見えますし、走行してくるスピードも四輪車のドライバーが考えている以上に速く、アッと言う間に近づいてきます。
そのため、四輪車のドライバーがバイクは遠くにいるし、今のうちに行けるだろうと右折を開始すると、バイクはすぐそばまで来ていたということはよくあります。
右折するときに直進バイクを発見したら、そのスピードを甘くみないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2018.6.6更新)
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