最近、右折時に横断歩道上の歩行者をひく事故が相次いでいます。注意しましょう。
さる6月17日午前9時40分ごろ、愛知県半田市内の国道247号交差点で、横断歩道を渡っていた90歳の高齢女性が、交差点を右折進行してきた乗用車にはねられて死亡しました。
また、6月19日午後9時ごろ、東京都墨田区の信号交差点で横断歩道を渡っていた50歳代の男性が、右折してきた都営路線バスにはねられて、頭の骨を折る重傷を負いました。
さらに、6月20日午前8時ごろ、札幌市清田区の交差点で横断歩道を渡っていた63歳の女性が、右折してきた軽トラックにはねられ、腰の骨を折る重傷を負いました。
いずれも、歩行者の発見遅れが原因です。右折時は、対向車などが気になって横断歩道の安全確認がおざなりになりがちです。
速度が出ていなくても、右折時の歩行者との衝突は死亡重傷事故に結びつきやすいので、横断歩道の手前で一時停止して左右の安全確認を徹底しましょう。
(シンク出版株式会社 2018.6.25更新)
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※監修
信田正美(元・岐阜県警察本部交通部管理官)