急いでいるとき交差点が黄信号になっても、「全赤の時間があるから、大丈夫だろう」と考え、止まらずに交差点に入ることはありませんか?
これは、勝手な甘い思い込みで、実際には交差する道路の信号が青に変わってしまうこともあり、事故の危険があります。
去る6月25日午前7時40分ごろ、兵庫県神戸市の市道で横断歩道を渡っていた自転車に交差してきた乗用車が衝突し、自転車に乗っていた母子が重傷を負う事故が発生しました。
運転者は「青信号から黄信号に変わるタイミングで交差点に入った」と供述していますが、実際には交差点進入時点で赤信号に変わっており、自転車の横断が始まったものと思われます。
人間の認知機能では、目で見た情報を脳内で認識するのにわずかとは言え時間がかかり、自分では黄信号を見たつもりでも、すでに赤という可能性が十分にあります。
交差点では無理をしないで「黄色は止まる」ことを守って走行しましょう。
(シンク出版株式会社 2018.7.3更新)
■2018年6月1日改正の新指針に準拠
「バス運行管理者のための指導・監督ツール」は、運転者に指導する際の資料として、「運転者用資料」を39枚収録した運行管理者のための指導教材です。
言葉だけでは伝わりにくい安全運転のポイントを漫画とイラストで具体的に解説し、3つのキーワードで印象づける内容です。
点呼時やドライバーミーティングなどの短い時間でも、運行上の危険や安全運転ポイントを指導することができます。
2018年6月に公布された一般バス事業者のための11項目、貸切バス向けの2項目の指針13項目に準拠し、教育記録簿用紙も添付しています。