水没した車の始動は注意して

 今回の豪雨災害では、西日本を中心に各地で多くの方が洪水や土砂崩れの被害にあわれました。お見舞い申し上げます。

 

 河川が氾濫したこともあり、車が水につかったケースも非常に多いようです。

 

 以前も水害のときにお知らせしたと思いますが、車が水につかってしまった場合は、安易に近寄ったりエンジンをかけるのは危険だと言われ、国土交通省やJAF(日本自動車連盟)なども警戒を呼びかけています。

 

 車が流されたり水流で横転したときにバッテリーが損傷していて、電気が漏れて感電する危険があるからです。

 

 水がひき、消防などの担当者が安全と確認してから車に近づくようにしてください。ハイブリッドカーや電気自動車は大きな電池を積んでいるのでとくに注意しましょう。

 

 また、水がひいてもその場でエンジンをかけるのはやめたほうが得策です。エンジン本体まで水につかった状態では、配線などがショートしていて出火する例があります。

 

 たとえエンジンがかかっても、マフラーなどに水が入っていると排気ができないので、すぐにエンジン停止となりそのまま故障する場合もあります。

 

 無理にエンジンを始動しないで、整備関係者かロードサービスなどの専門家に見てもらうようにしましょう。

(シンク出版株式会社 2018.7.10更新)

■災害時にドライバーはどうすべきか教育しておきましょう

 ─忘れない!東日本大震災が教えてくれたこと

  

 教育用ビデオ「災害時、ドライバーはどう生き残るか」は、東日本大震災で被災したドライバーの証言や専門家の分析、実験映像などを交えた内容となっています。

 

 地震、水没、大規模火災などの災害時・緊急時にドライバーはどういった事態に遭遇し、どう行動すれば危険を回避できるのか、わかりやすく解説しています。

(制作 斉藤プロダクション)

 

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12月10日(火)

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