夜間、横断歩道で転倒する高齢者に注意 - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

夜間、横断歩道で転倒する高齢者に注意

 さる7月29日午後11時40分ごろ、福岡県宗像市内の片側2車線道路の交差点で、徒歩で道路を横断していた高齢者がバランスを崩して転倒し、直後に進行してきたワゴン車が衝突して、高齢者が死亡する事故がありました。

 

 事故の現場は街灯が少なく、夜間は見通しが悪い交通状況でしたので、運転者は横断歩道で倒れた高齢者を発見するのは困難だったかもしれません。

 

 車の運転者にとって、横断歩道で人が倒れていることはあまり想像できませんので、横断歩道上に立っている人が見えなければ、横断者はいないと判断しがちだからです。

 

 また万一、夜間に横断歩道上に倒れた人を見つけても、それが人だと認識するまでに時間がかかるかもしれません。

 

 しかし、今回のように実際に横断歩道で倒れた人が轢かれた事例をみると、横断歩道を渡っている人が突然倒れるということもイメージして運転しなければならないと思います。

 

 夜間、交差点を通行するときには、横断者だけでなく横断歩道に倒れている人にも注意して運転してください。

(シンク出版株式会社 2018.8.7更新)

■悪条件下の事故の危険に気づこう

 小冊子「悪条件下における事故防止のポイント」は、運転中に遭遇する「トンネル」「雨天」「夜間」「渋滞」「堤防道路」「山間部」といった悪条件下における事故防止を狙いとした教育教材です。

 

 それぞれの運転場面における注意すべきポイントを簡潔にまとめていますので、悪条件下における事故防止のポイントを簡単に理解していただくことができます。

 

 

【詳しくはこちら】

トップに戻る パソコン版で表示