最近、テレビで過去の水没事故について遺族の方のインタビューを続けて見ました。
一つは、2008年に栃木県鹿沼市で、冠水したアンダーパス道路に危険を知らずに進入し車が水没した女性の遺族の話で、8月16日で10年を迎えたということです。
もう一件は、1968年に岐阜県白川町の国道41号で観光バス2台が土石流に押し流されて飛驒川に転落、犠牲者が104人出た事故の話で、遺族の方々が8月18日に50年目の慰霊供養をしたということです。
事故の規模は違っていても、どちらも台風等の影響で豪雨被害が発生し、車に乗る人が水の犠牲となっています。
これらの事故は他人事ではありません。豪雨災害はどこでも発生する可能性があり、車による移動が常識となっている現在、避難時に車が被害にあう危険性も高いのです。
台風が次々と接近していますので、豪雨時には気象情報を真剣に聞いて、アンダーパスに入らないこと、不用意に川沿いの道路を走行しないことなど、水没防止の基本をもう一度職場と家庭で確認しておきましょう。
(シンク出版株式会社 2018.8.21更新)
─忘れない!東日本大震災が教えてくれたこと
教育用ビデオ「災害時、ドライバーはどう生き残るか」は、東日本大震災で被災したドライバーの証言や専門家の分析、実験映像などを交えた内容となっています。
地震、水没、大規模火災などの災害時・緊急時にドライバーはどういった事態に遭遇し、どう行動すれば危険を回避できるのか、わかりやすく解説しています。