出口や分岐帯手前で追越しをしない

写真はイメージです。文中の事例とは関係ありません
写真はイメージです。文中の事例とは関係ありません

 さる8月21日午後2時ごろ、首都高速道路の上野線を走行していた乗用車が分岐帯のクッションドラムに衝突して、乗用車が炎上する事故がありました。

 

 事故を起こした乗用車は、上野出口へ向かう車線を走行していた前車を左側から追い抜き、前方に割り込もうとした際に分岐帯のクッションドラムに衝突したものです。

 

 高速道路を走行しているときに、少し先の出口で出ようとしているときにその前に少しスピードが遅い車がいると、イライラして追い越してその前に入り、先に出ようとする人がときどきにいます。

 

 そういう人は、少しの距離で追越しができると考えているのだと思いますが、追越しは本人が考えている以上の距離が必要です。

 

 前の車が遅いように感じていても、都市高速道路では自車とのスピード差はせいぜい時速10~20キロ程度だと思われます。その程度のスピード差で前車を追い越すには相当の距離が必要であり、追越しが難しくなることが少なくありません。

 

 そうなると、この事例のように強引に前車の前に割り込むことになり、事故に直結することになります。

 出口や分岐帯手前では、絶対に無理な追越しをしないようにしてください。

 

(シンク出版株式会社 2018.9.4更新)

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