どんなときにウッカリしやすいか自覚しよう

 交通事故の多くは、無謀な運転が原因ではなく、安全確認を忘れるなどのウッカリ事故であることは以前もお話しましたが、それでは、私達はどんなときにウッカリしやすいのでしょうか。

 

 一つは、誰でも緊張が緩むとウッカリしやすくなると言えます。

 

 たとえば、会社の近くまで戻ってきて慣れた見通しのよい道路でホッとするとき、ついボンヤリと考え事をしながら走行したりします。

 

 大阪大学人間科学部の研究では、バス運転者の場合「回送中または乗客のいない空車中に」発生した事故が顕著に多い傾向を示したということです。

 

 分析対象事故のうち「乗客あり」の状態の事故が65.8%あり、「回送中または乗客のいない空車中」は34.2%でしたが、1か月間の回送距離が全体の14.9%であることを踏まえると回送中の事故リスクが高いことがわかりました。

 

 また、「乗客あり」に比べて「乗客なし」では加害事故の起こる傾向が2倍以上高いこともわかりました。研究では誰も乗っていない状態のときはバス運転者の気が緩み、事故のリスクが高まると分析しています。

 

 国土交通省のタクシー事故に関する調査でも、空車時の事故が圧倒的に多いという結果が出ています。仕事が一段落して、ホッと緊張が緩むときにこそ事故の危険が高いことを意識しておきましょう。 

(シンク出版株式会社 2018.10.10更新)

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