さる10月15日午前9時20分ごろ、大阪市鶴見区の近畿自動車道を走行していた普通乗用車が分岐部分の壁に接触し、そのはずみで走行してきた小学生50人の乗った観光バスに衝突して、乗用車に乗っていた夫婦2人が死亡する事故がありました。
都市部の高速道路では、他の高速道路に合流する分岐点や出口などが短い距離の間に立て続けに設置されているところがあります。
そのため、ちょっと油断していると出口に出るつもりが他の高速道路に合流したり、反対に他の高速道路に合流するつもりが出口に出たりすることが少なくありません。
また、間違えそうになって、慌てて急ハンドルで元の進路に戻ろうとして、分岐点付近に衝突することもあります。
今回の事故の場合には、後者のケースですが、こういう分岐が続く地点では手前から、「◎◎高速道路は左に寄れ」「○○出口は2キロ先」などと案内標識がしつこいくらいに設置されています。
分岐地点では、案内標識がかなり手前から出ていますので、自分が行きたい方向の標識を見逃さないようにして、案内標識の指示にしたがって運転するようにしてください。
(シンク出版株式会社 2018.10.24更新)
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