11月に入って、各地で最低気温を更新しています。地域によっては、雪道走行への準備を行う時期にきています。
北海道の高速道路では、例年11月上旬から除雪作業を行うということです。年によって変動があり、NEXCO東日本北海道支社の情報では、2017年は10月23日に最初の除雪作業を実施しています。
同支社では、「11月に入っても2割のドライバーが雪道用タイヤ未装着であり、スリップ事故の危険が大きいので早期に装着を」と昨年11月上旬に情報提供していました。
ちなみに、2016年11月11日午前7時ごろ、旭川市内の道道を走行中の軽乗用車がアイスバーン状態になった路面上でスリップして対向車線の大型トラックと正面衝突し、軽乗用車の運転者が死亡する事故が発生したことがあります。
気温の下がった地方では、少し早いかと思わずにスタッドレスタイヤへの交換を計画しましょう。
なお国土交通省の調査によると、大型車ではスタッドレスタイヤなどへのタイヤ交換後に、車輪の脱落事故が発生するケースが増えています。タイヤ交換後は1か月以内にボルトの増し締めをするなど、チェックを怠らないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2018.11.5更新)
小冊子「雪道・凍結路の危険をイメージしよう」は、冬道を走行するドライバーに対して、安全な運転方法を指導するのに最適の教材です。
雪道を走行するにあたって、必要な知識が身についているか、また危険な行動をしていないかを「はい」「いいえ」でチェックすることにより、冬道走行の基本を学んでいただくことができます。