運転するときには入れ歯安定剤の使用に注意

 先日、乗用車を運転中にアルコール検査で呼気中アルコール濃度が0.15㎎を超えていたため、酒気帯び運転で運転免許を取り消された49歳の男性医師が、東京高裁の控訴審で逆転無罪となったニュースがありました。 

 

 この医師は、平成27年3月に浜松市で、5月には静岡市で乗用車運転中に呼気検査を受けましたが、いずれも基準値を超えていたために、道路交通法違反の罪で起訴されていました。

 

 医師は「朝使った入れ歯安定剤にアルコールが含まれていた」などと無罪を訴えていましたが、第一審では前夜に飲酒していたことなどから有罪と認定しました。

 

 しかし、第二審の東京高裁では医師が主張していた「入れ歯と歯茎の間からはみ出た安定剤を指で取り除いた」という通りに再現実験したところ、呼気から酒気帯び運転の基準値以上のアルコールを検出しました。

 そのため、東京高裁では「口内に残った安定剤が呼気検査に影響を与えた可能性を否定できない」として一審判決を破棄して、無罪を言い渡したものです。

 

 入れ歯安定剤を使用している人は、運転する前には使用しないなど、注意が必要かもしれません。

 

(シンク出版株式会社 2018.11.8更新)

■運行管理者手帳を好評発売中です

 2019年版の「トラック運行管理者手帳」「バス運行管理者手帳」を好評発売中です。

 

 両手帳とも、運行管理のために知っておかなければならない知識を「法令編」「知識編」「データ編」にまとめて1冊に収録し、最新の法令改正にも対応しています。

 2018年版より手帳カバーにペンホルダーをつけ、付録として「免許取得時期による運転可能車両」の一覧表を記載した下敷きを追加しますます便利になりました。

    

【詳しくはこちら】

今日の安全スローガン
今日の朝礼話題

4月26日(金)

高速道路のトンネル事故に注意しましょう  自転車のメンテナンスも重要です

サイト内検索
運行管理者 安全運転管理者 出版物 教材

──新商品を中心に紹介しています



──ハラスメント、ビジネスマナー教育用DVDを好評発売中です

運行管理者 指導監督 12項目 トラック 貨物運送事業所
交通安全 事故防止に役立つリンク集
安全運転管理.COM 交通安全 事故防止 安全運転管理 運行管理 教育資料 ドライバー教育 運転管理

当WEBサイトのコンテンツの利用、転載、引用については「当サイトのご利用について」をご覧ください。

弊社WEBサイト、出版物においては「普通自転車」を「自転車」と表記しております。

詳しくはこちらをご参照ください。