さる11月10日午前7時すぎ、大阪府八尾市の交差点で、自転車に乗っていた女性(22歳)が横断歩道を横断中、右折してきたトラックにひかれて死亡しました。
こうした右折後の横断歩道上の事故は意外に多発しています。
交差点を右折する車は、どうしても直進してくる対向車の通過に注意が偏りがちです。
とくに、対向車の間を縫って右折しようとしている場合は、前方を見たまま右にハンドルを切ってアクセルを踏んでしまうことがあります。
こんなときも、横断歩道に自転車や歩行者がやってくる危険性を認識しているドライバーは、右折前にもう一度横断歩道を確認するでしょう。
しかし、そうした危険を発見する意識がないまま漫然と右折すると、ミラーやボディの死角に入っていて見えなかった自転車などと衝突する危険が高まります。
右折するときは車が方向を変えるのですから、もう一度左右を確認しましょう。とくに右に曲がるということを意識し、直前の右後方への目視確認は必ず行うように習慣化してください。
(シンク出版株式会社 2018.11.30更新)
あなたは危険な運転行動を「危険」と認識できていますか?
自己診断テスト「事故を防ぐ危険認識度チェック」は、日頃の運転を振り返り、48の質問に「ハイ」「イイエ」で答えていただくだけで、事故を防ぐために大切な「危険認識度」をつかむことができます。
「運転行動を変えるとき」、「死角に対する危険認識」など6つのパターンで診断しますので、どういう状況での危険認識度が低いかを具体的に確認できます。