さる11月27日午前7時35分ごろ、神奈川県鎌倉市の道路を走行していた自転車がダンプカーにひかれ、自転車に乗っていた男性が死亡する事故がありました。
事故の現場は片側1車線の直線道路で、ダンプカーが道路左側を走行していた自転車を追い抜く際に、自転車が転倒してひかれたものです。
ダンプカーが自転車とどの程度の側方間隔をあけていたかなど詳しいことはわかりませんが、大型車がそばを通過するときにかなりの風圧を受けますので、そのために自転車がよろついて転倒したことが原因の一つとして考えられます。
もう一つは、自転車自身が路面の段差などの影響を受けてふらつき、そこにやってきたダンプカーと接触して転倒したということも考えられます。
いずれにしても、自転車は二輪でバランスを取って走る乗り物であり、ちょっとして要因でバランスを崩しやすい特徴を持っています。
運転者としては、自転車を追い抜く際にはバランスを崩しやすい乗り物だということを頭に入れ、側方間隔を十分にとって慎重に追い抜くようにしてください。
(シンク出版株式会社 2018.12.7更新)
本冊子は、4月から翌年の3月まで1年間の安全運転指導に役立つように、各月の重点管理目標を設定しており、それぞれの重点管理目標に沿った交通事故の裁判例やスローガン、こよみをビジュアルに紹介しています。