さる12月7日午前4時半ごろ、東京都豊島区で横断歩道を渡っていた64歳の男性が走行してきたワゴン車にはねられ、死亡する事故がありました。
事故当時、横断歩道の信号は信号は赤信号だったということですが、死亡した男性は視覚障害があり白い杖を持っていました。
ワゴン車を運転していた男性は、「直前になって歩行者がいることに気づいた」と話しているということです。
事故が発生した時間をみると、午前4時半という暗い時間で信号も赤信号であり、運転していた男性の証言からも「まさか横断者がいるとは思っていなかった」のではないかと思います。
この時期は寒くて、早朝や深夜に歩いている人はほとんどいませんので、歩行者がいないと思い込みやすくなります。
しかし、どんな状況であっても事故が起きた場所は横断歩道ですから、「赤信号でも歩行者がいるかもしれない」と考えておく必要があります。
横断歩道があるところでは、青信号であっても決して油断しないでください。
(シンク出版株式会社 2018.12.4更新)
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