さる8月6日午前12時前に、千葉県山武市内の総武本線の踏切で立ち往生した大型トラックに走行してきた電車が衝突して乗客の小学生の女の子が腕を打撲する事故がありました。
踏切は、大型車両の通行が禁止されており、大型トラックは無理に通行しようとしたものと見られています。
踏切を渡るときには、警報機が鳴って遮断機が降りてこないかなど気になりますが、その踏切が通行できるのかどうかを気にする人は少ないような気がします。
たとえば、幅の狭い踏切にはどのような車が通行することができないかを表示した規制標識が手前に立っています。その標識を無視したり、気がつかずに踏切内に進入して落輪したり、この事例のように立ち往生して、列車と衝突する事故が少なからず起きています。
また、踏切上部に高電圧線があり、高さ制限を設定してある踏切もあります。
踏切には、さまざまな交通規制がありますので、通過するときにはよく確認するようにしてください。
(シンク出版株式会社 2019.8.14更新)
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