さる12月17日午前9時25分頃、三重県伊勢市内の道路を走行していたこども園の送迎バスが、道路左側の民家のブロック塀に衝突してバスに乗っていた園児数人が顔を打つなどの軽傷を負う事故がありました。
バスを運転していたドライバーは、「飛び出してきた犬を避けるためハンドルを切った」と話しています。
車を運転しているときに、犬などの動物が道路に飛び出してくることがあります。
そのときドライバーの判断としては、犬との衝突を避けるには急ブレーキを踏むかハンドルを切って避けるか、どちらかの判断を迫られます。
いずれにしても、バスのなかには園児が乗っており、「急な操作」をしないことがポイントになります。
状況にもよりますが、急なハンドル操作をするよりは急にならない程度の強めのブレーキを踏んで園児を守り、犬と衝突しても仕方がないくらいの気持ちで操作するほうが無難です。
動物が飛び出してきたら、急なハンドル操作をして、路外に飛び出したり障害物に激突するよりも、速度を落として衝撃を和らげる意識を持ちましょう。
(シンク出版株式会社 2019.1.10更新)
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