さる2月1日午前10時5分ごろ、埼玉県川越市で走行していた路線バスが、左前方の車道を走っていた自転車を追い抜こうとした際に衝突し、乗っていた高齢者が頭などを強く打って意識不明の重体となる事故がありました。
事故の現場は片側1車線の直線道路で、バスが自転車を追い抜く際にバスの左側面と自転車がぶつかったものです。
事故状況をみると、バスが自転車を追い抜く際にあまり側方間隔をとらずに追い抜こうとしたのではないかと思います。
左前方を走行している自転車を追い抜こうとすると、右に寄る必要がありますが、片側1車線の道路では対向車がいるために、そんなに大きく寄ることはできません。
そのため自転車とギリギリの側方感覚をとりながら追い越すことになるのですが、こういう状況では自転車が少しでもフラつけば事故につながってしまいます。
片側1車線道路で自転車を追い抜くときには、1.5m以上の側方間隔がとれるときか、とれないときは無理に追い抜かないようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2019.2.8更新)
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