最近、働き盛りの運転者の体調不良が原因と見られる事故が多発しています。
さる2月4日午前11時半すぎ、奈良県平群町で障害者施設の送迎車がセンターラインを越えて、対向車などと衝突する事故を起こしました。
施設の送迎車を運転していた42歳の男性は、意識がもうろうとした状態で、運転中に何らかの病気によって正常な運転ができなくなったとみられています。
同じく4日午後3時ごろ、千葉市の国道16号で赤十字の血液などを病院に運ぶ緊急車両が大型トレーラーに追突し、緊急車両の52歳の運転者が死亡しました。
この運転者に目立った外傷はなく、病気による突然死だった可能性が高いとみられています。
こうした事故が増えるのは、インフルエンザや風邪の流行も関係している可能性があります。
また、最近のように1日の中で気温の寒暖差が大きい時期は血圧等が上昇しやすいため、既往症のある人は体調が悪化する恐れがあります。
運転をする人はくれぐれも無理をしないように気をつけて、体調が悪い日は管理者に相談し、運転を控えてください。
(シンク出版株式会社 2019.2.12更新)
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