スーパーなどの大規模店舗の駐車場などで、バックするときに歩行者などと衝突する事故がなかなか無くなりません。
その最大の要因は、駐車場内ではほとんどスピードが出ていないということと、他の車や歩行者が少ないという油断から来ていると思います。
交通事故総合分析センターが発表したデータによりますと、平成20年から29年までに発生したバック時の死亡重傷事故のほとんどが、時速10キロ以下のスピードで発生しており、10キロ以上のスピードでの事故は非常に少なくなっています。
また、バック時の死亡重傷事故の犠牲者は幼い子どもが多いようなイメージがありますが、データを見ると被害にあった歩行者、二輪車等、自転車ともに60歳以上の高齢者から一気に増加しています。
もちろん、高齢者は体力的な面から考えて重傷化しやすいこともありますが、駐車場などでは子どもよりも高齢者の動きに注意が必要です。
また、人通りが少ないことに油断して後方の安全確認を怠るケースも目立っています。バック時は、どんなにスピードが出ていなくても、どんなに人や車の通行が少なくても、絶対に油断しないでください。
(シンク出版株式会社 2019.2.20更新)
最近、他の車をあおったり、運転中にスマートフォンを操作したり、通行禁止道路を走行して重大事故を起こすなど、「ドライバー失格」と言える行為が目立つようになり、取締りや罰則が厳しくなる傾向にあります。
この冊子では、代表的な危険・迷惑運転を取り上げ、その罰則の重さと、運転上の注意ポイントを解説しています。
ドライバー向けのセルフチェック欄も設けていますので、自分が無意識のうちに危険・迷惑運転をしていないかチェックすることができます。今、事業所にとって運転者教育に最適の小冊子です。