トラックや仕事中のワゴン車などが、道路の導流帯と呼ばれるゼブラゾーンに駐停車して休憩している姿をたまに見かけます。
あのゼブラゾーンは、車の流れを導くために描かれているので、通常、車は走行しないということになっています。
車が走らないなら、駐停車してもよいだろうという心理になるのかもしれません。しかし、昼間なら後続車からも見えるので避けられますが、夜間の駐停車は非常に危険です。
実際に、昨年、大阪府吹田市で深夜にトンネル内のゼブラゾーンに駐車していたトラックにバイクが衝突しライダーが死亡した事例や、和泉市で未明に国道の中央分離帯付近のゼブラゾーンに停車中の大型トラックにトラックが追突し、追突したトラックドライバーが死亡した事例があります。
このため、大阪府警察本部は導流帯での駐停車を控えるように呼びかけています。
こうした場所への駐停車は、納品や荷積みの時間調整をする場所がなかなか見つからないためという事情もあるでしょうが、追突死傷事故が発生すると、駐停車側の車のドライバーも刑事責任や損害賠償責任を負う場合があります。ゼブラゾーンを駐停車には使わないようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2019.2.26更新)
最近、他の車をあおったり、運転中にスマートフォンを操作したり、危険な場所に駐車して追突事故を誘発するなど、「ドライバー失格」と言える行為が目立つようになり、取締りや罰則が厳しくなる傾向にあります。
この冊子では、代表的な危険・迷惑運転を取り上げ、その罰則の重さと、運転上の注意ポイントを解説しています。
ドライバー向けのセルフチェック欄も設けていますので、自分が無意識のうちに危険・迷惑運転をしていないかチェックすることができます。今、事業所にとって運転者教育に最適の小冊子です。