さる4月2日午前8時前、北海道千歳市で車道の左側を走っていた自転車に、後方から走行してきた軽乗用車が追突し、自転車の男性が意識不明の重体になる事故がありました。
事故現場は見通しのよい直線道路で、自転車は交差点の手前で軽乗用車に追突されたもので、軽乗用車を運転していた女性は「左前に自転車がいるのは見えていた。自転車が交差点を曲がろうとして前に出てきた」という趣旨の話をしているということです。
車を運転しているときに、左前方を自転車が走行しており、自転車を追い抜く場面によく出会います。
自転車はふらつきやすく、急に進路を変えることが多いので、その動きを予測することは非常に大事です。
自転車の前方に何か障害物などがあれば道路中央に出てきますし、この事例のように前方に交差道路があれば、そちらに行こうと進路変更する可能性が高くなります。
自転車を追い抜くときには、側方間隔を十分にとることはもちろんですが、車体の傾きなどちょっとした動きの変化を見逃さないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2019.4.5更新)
「軽く考えていませんか?自転車事故!」は、四輪車が自転車と衝突する事故の代表的な事例を6つ取り上げています。
事例ごとにドライバー、自転車利用者の双方にどのような過失があったかを考え、どのような不安全行動が事故に結びついたかを理解することができます。
ドライバーの対自転車事故防止教育に最適です。
また、自転車通勤の従業員など自転車利用者教育にも活用できる教材です。