さる4月11日午後10時20分ごろ、宮崎県川南町の信号のない交差点で、マイクロバスと軽乗用車が出合い頭に衝突し、マイクロバスが横転し、10人がケガをする事故がありました。
事故類型別の死亡事故件数をみると、いちばん多いのは出会い頭事故なのですが、それを昼夜別にみますと約7割は昼間に発生しており、夜間は約3割しかありません。
その大きな原因は、夜間走行をする車のほとんどはヘッドライトを点灯していますので、交差道路から来る車の存在を簡単に認知することができ、なかなか出会い頭に衝突するケースが少なくなるのだと思います。
ですから、夜間に信号機のない交差点で出会い頭に衝突するということは、どちらかの車が交差道路から来ている車の存在を認識しているにもかかわらず、先に通過しようと強引に進入しようとしたケースがほとんどだと思います。
あるいは、相手が止まるだろうと思い込んで漫然と交差点に進入するケースもあるかもしれません。
いずれにしても、夜間に交差道路から車が来ていたら、先に行こうなどと考えずに、相手を先に行かせるくらいの慎重な運転を心がけてください。
(シンク出版株式会社 2019.4.23更新)
小冊子「自分で気づこう!!出会い頭事故の危険」は、出会い頭事故の発生する要因を6つに分類し、それぞれの要因別に事故事例とデータを紹介しています。
また事例に関連した設問を設定していますので、チェックすることにより、自分自身にどういった出会い頭事故の危険が潜んでいるかに気づいていただくことができます。