先日、燃料切れで動けなくなった除雪車と列車が衝突した事故で、JR東日本が除雪車を運営していた青森県東津軽郡の蓬田村に対して、損害賠償を求める訴えを青森地方裁判所に起こしたというニュースがありました。
JR東日本は、蓬田村が雇った除雪作業員が燃料切れへの注意を怠ったため事故が起きたとして、村に対し壊れた列車や踏切の費用など4,000万円あまりを求めたものです。
裁判の結果がどのようになるかはわかりませんが、運転する前に燃料の残量をチェックしなかったという、ちょっとしたミスのために、大きな損害を発生させることになったわけです。
JAFのロードサービスの主な出動理由として、毎年「燃料切れ」が上位に来ていることはご存じのとおりです。
逆に言えば、「燃料切れ」に対してあまり神経を遣っていないドライバーが多いということなのかもしれません。
しかし、今回のケースを見れば、燃料切れで車が停止して事故を起こせば、思わぬ損害賠償を請求されることもあります。
車を動かす前に、必ず燃料のチェックを忘れないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2019.5.26更新)
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