さる5月15日午前7時40分ごろ、札幌市北区の交差点を左折したトラックが歩道に乗り上げ、街路灯をなぎ倒す事故がありました。
事故を起こしたドライバーは「交差点を左折し、シートベルトを外したところ、金具がハンドルに絡まり、制御を失って街路灯に突っ込んだ」と話しているということです。
運転者が車を運転するときには、シートベルトの着用が義務づけられていますが、なかには動き出してからシートベルトを締めたり、この事例のように車が停止する前にシートベルトを外してしまう人がいます。
いずれの場合も、スピードがあまり出ていないので油断しているのだと思いますが、車が動き出してから着用するとバックルをはめ込むときに「わき見」になりますし、ハンドル操作も正確に行うことができません。
また、止まる前にシートベルトを外すと、珍しいケースだと思いますがハンドルに絡む危険もあります。
この事例でも、車が止まってからシートベルトを外していたら、たとえ金具が絡まっても事故にはならなかったと思います。
走行中にシートベルトは絶対に外さないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2019.5.24更新)
近年、あおり運転などによる事故が社会問題となっていますが、事故原因の多くは、ドライバーが自分の感情や不安全な行動をコントロールできず、その結果、危険な運転につながり悲惨な事故やトラブルが発生しています。
本冊子は巻頭のチェックリストにより普段の運転ぶりを自己診断することで、自分の感情や運転行動における弱点、注意すべきポイントを確認できます。
そして本文では、マンガやイラストを多用した解説により運転の弱点や注意点を克服するヒントが得られ、今後の安全運転に生かしていただくことができます。