手を上げる子どもを意識しよう

 

 数十年前は横断中の歩行者事故が多く、小学生に横断歩道を渡る前に手を上げるように指導をしていたことがありました。

 

 最近、また横断歩道などでの事故が多発していることを受けて、「ハンドアップ運動」、「ハンドサイン運動」などといった命名で指導を復活している警察署があるそうです。

 

 横断する子どもがいることを運転者にアピールして危険を防ごうという狙いです。

 とくに身長の低い低学年児童や幼稚園児の場合は、ボディの死角で子どもの存在が運転者から見落とされる危険がありますので、手を上げることには見落としを防ぐ効果が期待できます。

 

 ただし、「手を上げれば車が止まってくれる」と子どもが思い込まないように指導していただきたいと思います。

 

 なお、身長の低い子どもでも車から距離があれば見えますので、子どもが手を上げないと見落とされるような状態とは、実は車が渋滞などでノロノロ運転をしていて横断歩道などにさしかかった場合です。

 

 この場合は「近くに背の低い子どもがいるかもしれない」と予測する運転者側の意識が特に大切です。運転者に危険意識がなければ漫然と前車の動きしか見にいかないので、たとえ子どもが手を上げていても見落とす可能性があります。

 

 横断歩道は子どもだけでなく、全ての歩行者の聖域です。その事を常に頭において運転をしましょう。 

(シンク出版株式会社 2019.5.28更新)

■あなたは感情や運転行動をコントロールできていますか?

 近年、あおり運転などによる事故が社会問題となっていますが、事故原因の多くは、ドライバーが自分の感情や不安全な行動をコントロールできず、その結果、危険な運転につながり悲惨な事故やトラブルが発生しています。

 

 本冊子は巻頭のチェックリストにより普段の運転ぶりを自己診断することで、自分の感情や運転行動における弱点、注意すべきポイントを確認できます。

 そして本文では、マンガやイラストを多用した解説により運転の弱点や注意点を克服するヒントが得られ、今後の安全運転に生かしていただくことができます。  

 

 

 

 

【詳しくはこちら】

今日の安全スローガン
今日の朝礼話題

4月25日(木)

サイト内検索
運行管理者 安全運転管理者 出版物 教材

──新商品を中心に紹介しています



──ハラスメント、ビジネスマナー教育用DVDを好評発売中です

運行管理者 指導監督 12項目 トラック 貨物運送事業所
交通安全 事故防止に役立つリンク集
安全運転管理.COM 交通安全 事故防止 安全運転管理 運行管理 教育資料 ドライバー教育 運転管理

当WEBサイトのコンテンツの利用、転載、引用については「当サイトのご利用について」をご覧ください。

弊社WEBサイト、出版物においては「普通自転車」を「自転車」と表記しております。

詳しくはこちらをご参照ください。