さる6月1日午前11時45分ごろ、岩手県花巻市の県道をジョギングしていた47歳の男性が後ろから来た乗用車にはねられ、死亡する事故がありました。
事故現場は、片側1車線の見通しのよい直線道路で、歩道がなく男性は道路脇の路側帯を走っており、乗用車を運転していた43歳の女性は、「男性が前方を走っているのはわかっていた」と話しているということです。
詳しい事故原因はわからないのですが、前方に歩行者がいることを認識していながら追突するというのは、その背景にはジョギング中の人とのスピード差があるのではないかと思います。
運転者としては、遠くに人が見えているので近づくまでには時間があるように感じるのですが、そのスピード差は意外とありアッという間に近づいてしまいます。
運転者としては、まだ時間があると思っていますから、ちょっとわき見をしたり人から目線を離すことがあり、気がついたときには目の前にいたということがよくあるのです。
片側1車線の見通しのよい直線道路で、歩行者を見つけたら目線を外さないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2019.6.5更新)
「安全マインド」とは一言で言うと「プロ意識」のことです。この「安全マインド」が備わっていると、自分の仕事に誇りや使命感を持つことができ、ひいては「絶対に事故を起こさない」という強い意識へとつながります。
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