皆さんは、車を運転しているとき車内の空調を「内気循環」と「外気導入」のどちらに設定しているでしょうか?
「あまり気にしていない」という人もおられると思いますが、車内の空気の換気は意外と重要です。
JAFでは、空調を「内気循環」と「外気導入」に設定して、高速道路、郊外・山道、市街地の3か所をそれぞれ1時間走行し、車内環境の違いについての検証をしています。
これによりますと、「外気導入」では二酸化炭素濃度はどの場所もだいたい1,000ppm前後で推移していたのですが、「内気循環」では市街地で最大6,770ppmになっています。
また、酸素濃度も「内気循環」のほうがが最大1%近く低下し、乗車した人の中には、眠気や軽い頭痛を感じた人もいたということです。
二酸化炭素の濃度が3,000ppmを超えると、疲労感が増加したり注意力が低下したり、眠気や頭痛を訴える人が増加するという研究報告もあります。
運転中はときどき「外気導入」に設定し、また、1時間に1回程度は車内の空気の入れ替えを行いましょう。
(シンク出版株式会社 2019.6.4更新)
「安全マインド」とは一言で言うと「プロ意識」のことです。この「安全マインド」が備わっていると、自分の仕事に誇りや使命感を持つことができ、ひいては「絶対に事故を起こさない」という強い意識へとつながります。
本誌では、第1章で安全マインドが備わっているドライバーと備わっていないドライバーの働く姿勢が会社や社会に及ぼす影響をマンガで比較することで、安全マインドを持って働くことの大切さを理解することができます。
さらに第2章では、各ドライバーの安全マインドを高めるための具体的な活動事例を紹介していますので、各事業所で安全マインドを高めるための活動の参考にしていただけます。