最近、自宅や保育園の近くで親が運転する子どもが轢かれる、いわゆる「縁故者事故」が目立ちます。
さる6月3日午前7時前、北海道新ひだか町で出勤するために自宅の車庫から車を出して左折する際に、3歳の男の子が乗用車に轢かれて重傷を負う事故がありました。
車を運転していたのは男児の父親で、男の子は兄と一緒に見送るところだったとみられます。
こうした縁故者事故の特徴の一つは、車を発進させる、後退させるというように、停止中の車が動き出すときに発生しているということです。
また、子どもはよく知っている人に近づくという行動特性があり、
親が運転する車に近づいて来る特性があります。これが縁故者事故に結びつく要因の一つにもなっています。
自分の運転する車で自分の子どもを轢くことほど悲惨なことはありません。
自宅や保育園などで車を動かすときには、車の周囲に子どもが近づいていないを確認するとともに、発進させる前に再度念入りに安全確認をするようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2019.6.14更新)
「安全マインド」とは一言で言うと「プロ意識」のことです。この「安全マインド」が備わっていると、自分の仕事に誇りや使命感を持つことができ、ひいては「絶対に事故を起こさない」という強い意識へとつながります。
本誌では、第1章で安全マインドが備わっているドライバーと備わっていないドライバーの働く姿勢が会社や社会に及ぼす影響をマンガで比較することで、安全マインドを持って働くことの大切さを理解することができます。
さらに第2章では、各ドライバーの安全マインドを高めるための具体的な活動事例を紹介していますので、各事業所で安全マインドを高めるための活動の参考にしていただけます。