最近、65歳以上の高齢運転者が起こす事故のニュース報道が多く、皆さんの中には「そろそろ親の運転免許を何とかしなければ」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
高齢者の事故防止に対する配慮は重要ですが、もう一つ、私達が気をつけたいのは働きざかりの人が運転中に健康状態の悪化から意識を失ったり事故を起こしたりする危険です。
予防医学を研究している川村孝・京都大学保健管理センター長らの研究によると、勤労者の場合、最も突然死(発症後24時間以内の急激な死亡)が多いのは40代~50代の働き盛りの男性ということです。
この年齢層の男性は長時間労働や職場・私生活の心理ストレスにさらされやすく、生活習慣病などの症状も現れる年齢ですので、心臓や脳の血管等に異常を生じて突然死に陥るリスクが高いのです。
バリバリ仕事をしながら親の介護や子供の進学を支えようと頑張っているあなた。少しぐらい無理をしても「自分はまだ大丈夫」と過信していませんか?
40代でも自身の健康リスクを自覚することが大切です。
危険な兆候を軽視して無理な運転などを続けると、命を失うだけでなく大事故で社会に大きな損害を与えることがあると認識しましょう。
(シンク出版株式会社 2019.6.21更新)
本冊子は、バック時の自身の運転をチェックすることによって、具
改訂版では、従来の4場面に新たに「狭路へのバック」「道路端に
巻末には付録として「バック事故を防止するための具体的方策」を